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JR四国のトロッコ貸切 予讃線・四国鉄道文化館

3月15日8時59分、高松駅5番ホームから2両編成のアンパンマントロッコ号が出発しました。行き先は四国鉄道文化館前、予讃線・伊予西条駅。特急を利用すると片道約1時間30分のところを約3時間30分かけて、ゆっくりのんびりと走る旅です。

鉄道好き仲間集まり、特別列車を実現

JR予讃線・四国鉄道文化館

実は、この日の運転は市販されている時刻表には載っていません。僕たち鉄道好きの仲間が集まり、JR四国に運転をお願いし実現した特別な貸切列車なのです。

最近の列車は普通列車でも空調設備が完備され、走行中に窓を開けることができません。けれど、オープンデッキのトロッコ列車に乗ると、瀬戸内海を間近に走る海岸寺駅から詫間駅の区間では直接、海の匂いを感じることができました。まだ冷たい春風が吹く中でしたが、最高な気分です。

車掌気分

ぼくも車掌さんになりました!?

また、列車の行き違いやダイヤ上の時間調整のため、長めに停車する多度津駅と高瀬駅などでは特別にドアを開けてもらい皆で記念撮影をしました。これらは通常の特急列車や普通列車に乗ってしまうと決して味わうことはできません。

伊予西条駅に到着し四国鉄道文化館へ直行。展示のDF50―1機関車には、前日に引退した富士号のヘッドマークをメンバーが徹夜で自作して特別に掲げさせてもらいました。昨秋引退したばかりの0系新幹線の前では、皆で懐かしんで語り合いました。時を同じくして昨秋惜しまれながら引退し、期間限定で同館に展示されていた元急行型『キハ65』は、すでにJR四国へ返却されてしまっており「会えると思っていた」と残念な声がたくさん挙がっていました。

特製ヘッドマーク

DF50には富士号!?のヘッドマークがよく似合う
(許可を得て取付。写真提供・折田高志さん)

僕は息子と参加しましたが、はしゃぎ過ぎたのか、息子は帰宅後、風邪をひいてしまいました。でも、息子がはしゃぐ気持ちも"鉄父"としてよく分かるのでした。

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