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明治の舟運が復活 JTB西日本と琵琶湖汽船が琵琶湖疏水の通船運航を18年3月に開始/京都

17/12/11

JTB西日本と琵琶湖汽船(滋賀県大津市)は2018年3月28日から、京都市山科区と大津市を結ぶ琵琶湖疏水を巡る通船の運航を始める。京都の発展に大きな影響を与えた明治期の舟運が67年ぶりに観光船として復活する。

琵琶湖の水を京都に引くためにつくられた人工運河「琵琶湖疏水」は明治23年に完成。大津と京都・蹴上を結び、昭和26年の舟運終了まで京都に活力を与えた。

京都市では明治維新から150年を迎える18年に向け、明治期の京都での取り組みを次代にいかすべく顕彰するプロジェクトを展開。その一環として疎水の通船を復活させようと、京都市観光協会などで「琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会」を組織し、両社との試行を経て今回の本格運航につなげた。

期間は18年3月28日―11月28日のうち、82日運航。運行区間は大津―山科―蹴上間の8・7㌔。大津から山科・蹴上への下り便は1日5便で、所要時間は約55分。蹴上から大津へ向かう上り便は1日4便、所要時間約35分。今年新しく造船した「めいじ」「へいせい」に乗船する。

大津―蹴上間料金は通常期は月木金曜で4千円、繁忙期は土日祝日で5千円、桜や紅葉、連休のトップ期は8千円。山科発着の料金は後日発表する。

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