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「かまくら」が来るぞ 横手市と男鹿市、大阪で雪まつり開催/秋田

秋田県横手市と男鹿市は1月13―14日、大阪府豊中市の大阪モノレール大阪空港駅で「雪まつり」を開く。両市の冬の名物「かまくら」「なまはげ」が登場し北国秋田の魅力をアピールする。

首都圏や京阪神に住む人に興味を持ってもらおうと、横手市が約10年前から横浜市や大阪府下で実施。大阪国際空港での開催は昨年に続く2回目で、昨年は関西エアポートや大阪国際空港周辺の自治体、県人会などの協力もあって2日間で1万人を超える盛況だった。

横手市のかまくらは約450年の歴史をもつ小正月行事。毎年2月中旬には市内に多くのかまくらが並ぶ祭りが開かれる。日本各地はもちろん海外からも見物客が訪れる横手の冬の風物詩だ。

当日は大阪国際空港駅高架下の特設会場にかまくらを設置。見学したり撮影したりと、横手の冬を体験してもらう。子どもたちは雪遊び広場でソリや雪だるまづくりを楽しんだり、先着順で雪玉のプレゼントやミニかまくらづくり体験もあり、雪と存分に触れあえる。

横手男鹿雪まつり

本物のかまくらを子どもたちが体験
(写真は昨年)

目玉は14日17時30分から実施する「かまくら解体ショー」。職人がかまくらを豪快に壊すもので、カタと呼ばれる天井部に切り込みを入れて一気に崩す光景は迫力十分だ。解体後は子どもたちが雪遊びを楽しめる。

一方、男鹿市のなまはげは、大みそかの夜に鬼のような面をつけた「なまはげ」が家々を回る奇習だ。「なまけ者はいねがあ」の声に子どもたちが泣き叫ぶ光景で有名。イベントではなまはげの太鼓演舞と撮影会、練り歩きが行われる。

13日は11時ごろに横手市の髙橋大市長、男鹿市の菅原広二市長も参加してセレモニーを開催。甘酒(あまえこ)の振る舞いや物産展のほか、近畿日本ツーリストの旅行情報ブース、鳥取県境港市から「カニ汁」の販売ブースも出展し盛り上げに一役買う。大阪国際空港周辺の市と横手市からキャラクターも登場する。

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