道はそこにある
09/11/09
佐藤陸雄 著 リーコ 非売品
本紙コラム「データで見る観光」でおなじみの佐藤陸雄さんが評論集「道はそこにある」を上梓した。佐藤さんが代表取締役を務めるリーコの創立20周年を記念したもので、40年以上観光業界にコンサルタントとして携わってきた佐藤さんの業界へのメッセージが詰まっている。
本書は、観光経済新聞のコラム「声」、国際観光施設協会の情報誌「観光施設」のエッセイ「サインポスト」を中心に、佐藤さんが1991年からこれまでに執筆した評論を一冊にまとめた。旅館経営から地域活性化、観光行政、インバウンドまで観光業界のあらゆる事柄を様々な視点から論じ、提言を示している。
旅館経営のヒントとなる言葉が並ぶ一方、ごく日常的な話題から発展させる形が多く、読み物としても楽しめる一冊だ。
タイトルは「どんな苦しい場面に出会っても道はあるはずだ」という佐藤さんの考えから。本書に並ぶ言葉を道しるべに、業界が進むべき道を模索したい。
非売品だが、希望される方は弊社までご連絡を。