田舎力
10/02/12
全国800あまりの「現場」を見て、関わってきた著者が元気な農山漁村に共通する法則性を見出した。それは、地域の独自性をとことん探す「発見力」▽ビジョンを抱き正直な「ものづくり力」▽徹底した物語を織り込む「ブランドデザイン力」▽食材の背景を知り発信する「食文化力」▽持続可能なコミュニティをつくる「環境力」の5つ。 |
この5つが兼ね備わりヒト・夢・カネが集まっている大分県竹田市や高知県馬路村など、全国で「田舎力」を発揮している事例を詳しく紹介している。
グローバリズムの名のもとに大資本の論理に蹂躙され疲れてしまった都会とは対照的に、今後とも地に足をつけ持続的に発展していくのは田舎ではないか。そんな気にさせられる本。