とっとり酒楽探訪
15/08/20
鳥取県は酒どころでもある。面積の7割を森林が占め、豊かな土壌が生む米と、大山をはじめとする山々の恵みである清らかな水が良質の酒を生み出す。 そんな鳥取県の地酒の魅力をフリーアナウンサーの石原美和さんが「とっとり酒楽探訪」(今井出版)として一冊にまとめた。SSI認定きき酒師の資格を持つ石原さんが県内の蔵元をまわり、丁寧にその旨さを綴っている。 |
鳥取地酒ツーリズム
紹介する酒蔵は17軒。蔵の歴史から最新の取り組みまで取材し、旨さの背景をまとめあげることで鳥取の日本酒の奥深さをうかがい知ることができる。各酒蔵一押しの日本酒のおいしい飲み方は必見。
加えて、食や名所など酒蔵周辺の観光情報も網羅しており「酒蔵ツーリズム」のガイド本としても重宝しそうだ。
巻頭には鳥取の地酒応援隊「ジゲ酒の志士」として鳥取県の平井伸治知事がコメントを寄せているほか、別冊付録として「御酒飲帳(ごしゅいんちょう)」なる一冊も付く。訪ねた酒蔵の記録や、酒を評価する「テイスティングシート」も記入できるなど、酒蔵めぐりを楽しめる工夫にあふれている。
1200円+税。