中国人観光客の財布を開く80の方法
17/05/01
昨年の前半まで日本中を駆け巡った中国人による「爆買い」は、今年にはバブルが弾けたのが明確になった。それでも中国人は最大のインバウンドパートナー。今後も訪日ビジネスの中心に座る。 |
「爆買い」後がチャンス
そんな現状と今後から、ブームの去った今こそがビジネスチャンスと説くのが「中国人観光客の財布を開く80の方法」。中国ビジネスのサポートを手がけるすみれナレッジ代表の岡部佳子さんが上梓した。
爆買いは終わったが「何度でも来ます、まだまだ買います」と豪語する本書。上海で起業した経験をもつ岡部さんの対中国人ビジネスノウハウを披露している。
章立ては「ショッピングはわかりやすさが9割」「胃袋は確実につかめ」「多少のことは目をつぶれ」など、まさに実用書。実践的な内容の根底には、中国人の気質や文化への理解、そして訪日を何度か経験して「サービスへの慣れ」が見えるなど変わりつつある中国人の気持ちなど、基本と今への理解の大切さが貫かれている。