さよなら0系新幹線 東海道新幹線
東海道新幹線が開通した1964年から走り続けた初代新幹線車両「0系」。高速化による世代交代などの理由で、今秋いよいよ営業運転を終えます。44年もの間活躍し続けた0系がなくなってしまうのは、鉄道ファンのみならず多くの人たちの哀愁を誘い、ラストランを目前に控え、再び注目が集まっています。(記事は08年11月10日時点の内容です)
ラストラン目前に多彩なイベント
東海道新幹線
現在、0系は山陽新幹線・こだま号として6両編成3本が運転しています。11月30日の定期運転最終日の指定席は、発売と同時に完売する人気ぶり。JR西日本によると、登場時のカラーに戻った6月以降、0系を選んで乗車したりホームで撮影する人が目立つようになっているそうです。
胸躍らせた初めての超特急の乗車、高度成長期と軌を同じくして走った0系...自らの半生を重ねる人は少なくありません。感謝の気持ちをこめて定期運転を終了した後、JR西日本が粋な計らいをしてくれます。
12月6、13、14日の3日間、0系がひかり号として博多―新大阪間を走行します(14日のみ博多―新大阪間の往復運転)。ひかり号が0系で運転されるのは05年3月以来。まさに、有終の美を飾ります。
座席は全席指定で、運転日1カ月前の10時から全国のみどりの窓口で発売されます。本当にさよなら運転です。