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なつかしのやくも(1) 山陰DCで特別に運行

JR西日本の特急「やくも」が10月6日、大阪駅から松江駅まで走りました。大阪駅発での運転は、大阪市で国際花と緑の博覧会が開かれた1990年以来22年ぶり。「なつかしのやくも」として、国鉄特急色の381系が使用されることもあって、全国各地から鉄道ファンをはじめ多くの人が乗車しました。

大阪から松江まで走る

JR西日本特急「やくも」

10月1日からはじまった山陰デスティネーションキャンペーン(DC)のオープニングイベントとしてJR西日本と日本旅行が団体臨時列車として特別に運行しました。

大阪駅での出発式では早朝にも関わらず、鉄道ファンが集結。鳥取県関西本部の米田裕子本部長や島根県大阪事務所の売豆紀(めずき)修所長が出席し、各県それぞれの観点から特急「やくも」の歴史などを語っていました。

やくも

大阪駅の出発式には
多くの鉄道ファンが集結

特急「やくも」は普段、山陽本線・岡山駅と山陰本線・出雲市駅を伯備線経由で結んでいます。この日は、特別な団体列車のため途中2回も、定期特急に先を譲るのんびりとした運転です。約10分間停車し、ホームへの降車が可能だった伯備線・豪渓駅では、定期のやくも3号と一瞬並ぶ姿を見ることができました。途中駅で停車する時間を利用して自分が乗っている列車を撮影することは、この種のツアーの楽しみのひとつでもあり、外せません。

(トラベルニュースat 12年11月10日号)

なつかしのやくも(2) 国鉄特急色でのんびり旅情に続く

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