トワイライトEXP、四国へ(2) 特別室スイートに大満足
穏やかな春の海を眺めながら瀬戸大橋を渡った後、高松駅方面に直接は行かず、松山方面へ向かいます。実はこれが通常の倍以上の時間をかけ、私たちを満足させる演出なのです。予讃線・多度津駅で、進行方向を転換します。その間、撮影タイムとなるのは言うまでもありませんが、方向転換の理由はトワイライトエクスプレス車両の代名詞的な存在の特別室スイートを最後尾にするためだったのです。
"強者"もうなるトレインビュー
特別室スイートといえば最高のトレインビューが独占できることで有名です。せっかくの特別運転ですから瀬戸大橋区間の眺めを味わってもらおうという粋な計らい。しかも乗客すべてに楽しんでもらおうと、往復ともフリースペースとして特別に開放していました。これには、強者どもも大満足!
トワイライトエクスプレスは登場から20年を越えた今もなお人気は衰えず、北海道への移動手段としてだけでなく、関西発着の観光地を巡るツアーの目玉として組み込まれることも少なくありません。行き先はJR西日本管内だけでなく、時には今回のようにJR四国やJR九州への乗り入れもしています。
今春発表されたJR西日本グループ中期経営計画の中で、新たな豪華列車の投入が発表されました。特別な列車を使った旅がさらに期待できそうですね。
あらしん 鉄道をこよなく愛するヲタク。鉄ちゃん。一部私鉄を除き、全国の路線を乗車。鉄道好きが高じて車内販売員歴も。現在一人息子を立派にしよう?と鉄道のイベントに連れ出している。
(トラベルニュースat 13年5月10日号)
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