60年に一度の"夢"実現(1) 豪華特急で伊勢、出雲参拝
20年に一度の伊勢神宮式年遷宮、60年に一度の出雲大社の大遷宮が重なった今年、豪華な列車を使った両参りツアーが企画されました。JR西日本、近鉄、日本旅行の3社が共同で実施したもので、発売当日に完売する人気。10月9日に京都駅で行われたツアーの式典も大盛況でした。
盛大に遷宮両参り
JR西日本「トワイライトエクスプレス」・近鉄「しまかぜ」
ツアーは大阪発着10月9―10日の日程で、この春デビューした近鉄の観光特急「しまかぜ」、JR西日本の豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」車両を貸切、乗り継ぐというものです。
伊勢神宮へはしまかぜ往復、京都駅でトワイライトエクスプレスに乗り換え車中泊。出雲大社参拝後は、特急「やくも」と山陽新幹線を乗り継いで新大阪に戻ってくるという内容です。料金は大人1人8万5800円から。
京都駅での式典には、三重県伊勢市「はなてらすちゃん」と島根県「しまねっこ」のマスコットキャラクターも登場し、ツアーの盛り上げに一役買っていました。
式典であいさつした三重県関西事務所の松本利治所長は「60年に一度の年にコラボレーションしていただき感謝します。三重県には自然、食べ物などまだまだ魅力がたくさんあります。ぜひまた三重県に来てください」。島根県大阪事務所の糸原直彦所長は「60年に一度の夢のような企画に感謝しています。秋の出雲路を楽しんでください。だんだんありがとう」とツアー参加者に呼びかけていました。
近鉄の担当者は「しまかぜが京都に入るのはこのツアーで2回目です。定期運用に余裕のある水曜日限定で、とても貴重な体験です」。JR西日本の担当者は「60年に一度という年に近鉄と共同で旅行商品を企画しました。好評で良かったです」。
(トラベルニュースat 13年10月25日号)
→60年に一度の"夢"実現(2) JR西日本・近鉄の競演に続く