山陽新幹線は開業40周年 新大阪駅で記念出発式
新大阪と博多を結ぶ山陽新幹線が3月10日で全線開業40周年を迎えた。新大阪駅では記念セレモニー(出発式)が開催され、JR関係者や当時の運転士などが列車を見送った。
山陽新幹線は1972年に新大阪―岡山間、75年に博多まで延伸した。以来、西日本の大動脈として観光やビジネス客を1日当たり約18万人運び、開業から累計で24億人に達する。
出発式には、全線開業当日の広島発東京行き「ひかり158号(当時)」で広島から新大阪までの運転を担当した山崎勝己さんが招待された。山崎さんは「40年前は昨日のことのようで、駅や沿線での皆さんの笑顔や期待を思い出します」と振り返った。
また山崎さんの長男、幹人さんも大阪新幹線運転所所長として山陽新幹線に携わっている。幹人さんは「40周年は多くの皆さま、地域の皆さまのおかげです。社員を進化させ、チームで頑張っていきたい」。
出発式には、山陽新幹線と同様に昨年40周年を迎えた人気キャラクターのハローキティも特別衣装で参加し、セレモニーに花を添えた。
同日には、新大阪駅コンコースでJR西日本と日本旅行が合同で「山陽新幹線40周年記念旅行商品」のパンフレットとノベルティを配布、乗客らに「西の旅」をPRした。