トワイライトエクスプレス、団体専用で復活(2)
出発後の列車は下関と逆方向に向かい、琵琶湖を1周します。沿線の観光スポットでの徐行運転や山口県内の一部区間では地元観光案内の乗車があるなど、貸切列車ならではの演出で旅が味わえるようにしています。その間、移り変わる車窓の景色、豪華な食事が参加者を高揚させます。
山陰など西日本各地を周遊
車内で最後の食事になる2日目の昼食は、あっさりとした竹駕籠御膳で、にゅうめんなど疲れ気味の身体にやさしい料理だったそうです。豪華列車の旅にふさわしい心憎い配慮です。
ツアーを担当した日本旅行西日本営業本部の玉川淳さんは「おとなびのプランは17年春に登場する次世代の豪華列車『トワイラトエクスプレス瑞風』を意識したもので、お宿もすべて極上のものです。今後は列車の行き先に合わせて山陰なども周遊するルートを企画調整しています」と話していました。
特別なトワイライトエクスプレスは約1年間の運行が計画されており、いずれも旅行会社専用の団体列車として西日本各地を巡ります。今後、各旅行会社がどのようなツアーを企画し販売するのかとても楽しみです。
あらしん 鉄道をこよなく愛するヲタク。鉄ちゃんジャーナリスト。一部私鉄を除き、全国の路線を乗車。鉄道好きが高じて車内販売員歴も。現在一人息子を立派にしよう?と鉄道のイベントに連れ出していたが、最近はなかなか付き合ってくれない
(トラベルニュースat 15年5月25日号)