SLスチーム号新客車を披露 オープン近づく京都鉄道博物館
2016年春、国内最大級の規模でオープンする京都鉄道博物館。開館まで半年あまりの10月22日、SLスチーム号がけん引する新しい客車がお披露目されました。
SLスチーム号は旧梅小路蒸気機関車館で動態保存されていた蒸気機関車が客車をけん引し、その体験乗車はたいへん人気でした。
新客車は2両編成で、デザインは京都造形芸術大学の学生も参加。大正・昭和に活躍した客車をイメージし、赤紫系の「聚楽ぶどう色」を基調に京都らしい歴史や優美さを醸し出しています。車内外には往年の特急「さくら」や「つばめ」のヘッド・マークをモチーフにしたイラストが描かれています。展望車風の車両もあり、定員は旧客車の約2倍、208人になりました。
お披露目試乗会で、学生を代表してあいさつした梶原薫さんは「子どもから大人まで幅広い人々に楽しんでいただけたら」と話していました。