大阪環状線に姿現す新型323系(1) 完成お披露目会に参加
大阪環状線に今年度から順次投入される新型車両323系がついに姿を現しました! 6月24日、東大阪市の近畿車輌で完成お披露目会が行われました。
ゆとりと快適さに驚き
JR西日本・大阪環状線
323系は、国鉄時代から走り続けているオレンジ一色の103系・201系と異なり、シルバー基調でオレンジのラインが入ったシャープな第一印象です。8両編成で、先頭車の貫通扉と車体側面には、JR西日本が3年間に渡り取り組んでいる「環状線プロジェクト」のロゴがキラリ。女性用車両も連結され、ドア横はピンク色で違いがはっきりしました。
1両あたりのドア数は3つ。環状線に乗り入れている大和路線や阪和線の車両と同じ数です。環状線の既存車両が4ドアだったため乗降時にホームが混乱していましたが、それも解消。環状線の駅では設置が滞っていたホームドアの設置も一気に進みそうですね。
車内に入ってみましょう。座席はすべてロングシート。一人ひとりの座席スペースが明確なバケットシートです。特筆なのは、ドア横の座席の改善。立客との境なので圧迫感があったのですが、側面の仕切り壁にひじ掛けのようなスペースを設けています。おそらく業界初の試みで、実際に座ってみると、すごくゆとりを感じました。
もう一つ、混雑する片方の先頭車(外回りなら先頭車)のみドア横の立客スペースを拡張して、そのスペースには腰当が設けてあります。これは、もしかすると思わぬ人気を集めるかも。
(トラベルニュースat 16年7月10日号)
→大阪環状線に姿現す新型323系(2) 座席空間を大切にに続く