撮り鉄、乗り鉄ずくしの夏(1) SLやまぐち号重連運転
僕の夏は、金でも銀でも銅でもなく、やっぱり鉄! SL撮影、長距離鈍行乗車、瑞風と撮り鉄、乗り鉄のメドレーリレーをやってきました。
日本最長距離鈍行に乗車 「SL復活記念日」にも参加
JR山口線・SLやまぐち号
夏休みを利用して7月29日、日本最長距離鈍行に乗車しました。山陽本線・岡山―下関間384.07キロメートルを乗り換えなしで結ぶ列車で、今年3月のダイヤ改正から1日片道1本の運転。
岡山16時17分発で下関23時50分着、乗車時間は7時間33分です。車両は、下関地区に所属する115系。懐かしい国鉄形の車両で、乗り鉄にはたまらない垂涎ものの列車です! 往時のような直角座りを強要されることなく、リニューアルされた座席は座り心地がよくて案外あっさり下関に着きました。と言っても、新幹線なら2時間もあれば行けちゃいます。
実は、列車遅延時などの遅れが広範囲に影響することなどから、長距離鈍行は最近減り続けています。この列車も、JR担当者によると、下関に所属する115系が岡山地区で運用後、下関に直接戻す列車を設定したという業務上の理由です。
2日後の8月1日は、山口線を走るSLやまぐち号を撮影しました。この日は、1979年のSL復活運行開始日と同日で「SL復活記念日」なのです。特別な日で、毎年SLやまぐち号が曜日問わず運行されます。今年は2年ぶりにC57―1号機とC56―160号機の重連運転。季節と期間限定の春夏秋冬ヘッドマークの「夏」仕様を取り付けて重連で走る組み合わせは唯一の日です。
撮影地へ行くと重連は知っていても「夏」仕様のヘッドマーク掲出は意外と知らない人が多くて、ちょっと得した気分。レンタカーで沿線をまわりましたが、地元出身のJR関係の方に裏道を教えてもらい、途中まで渋滞知らずでスイスイと回れました。ありがとうございます!
(トラベルニュースat 16年8月25日号)
→撮り鉄、乗り鉄ずくしの夏(2) 瑞風先頭車両がおでましに続く