ハワイやニューヨーク、日本旅館へ―こんな時こそ“妄想旅” エクスペディアが提案
新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令されている今、とにかく外出を控えるしかない。当然、これから先に控えるゴールデンウイークも旅に出ることははばかられる。例年なら旅に出ていたこの時期、その旅への思いは募るばかり。そんな時、オンライン旅行予約サイト「エクスペディア」が提案する「妄想旅」を実践するのがおすすめだ。自宅にいながらにして、各地への旅が楽しめる―。こんな時こそ、人間だからこそ持つ“妄想力”を働かせ、自分だけの満足感と充足感を得たい。
例えばハワイ。世界的ビーチリゾートを近くに感じるために、テレビ画面にワイキキやマウナケアのビーチの映像を流す。バックにはハワイアンミュージック。でも日本は春。暑くはない。ならば、暖房だ。そこにビーチタオルを敷いて寝ころべば、そこはもうハワイだ。当然アロハを着込むことは必須。
例えばアメリカ・ニューヨークやフランス・パリ。こちらもまたテレビがいい役割を果たす。セントラルパークやパリの歴史情緒あふれる町並みの映像が流れる中、ニューヨークならジャズ、パリならシャンソン。目と耳でシティウォーカー気分を味わう。舌もハンバーガーやフレンチでその土地の気分に浸る。
例えばインドやスリランカ。もはやおなじみテレビの登場だ。自然やビーチなど、ここまでくればその国を感じられるものならなんでもいい。窓から日光を浴びながらアロマやお香の匂いに包まれて、ヨガや瞑想を。家にいながら旅気分と健康を手に入れられる。一石二鳥。
例えばオーストリア・ウィーン。いわずとしれた音楽の都。ただでさえ遠い、あこがれの地もこの際自宅で体感してしまおう。間接照明とワインという大人のムードを演出する素材を用意したら、待ってました、テレビ。バロック様式の建造物が自宅にお出ましだ。ここにクラシックを流せば、旅気分を通り越して高貴な気分にさせなってくる。
ラストは、やっと登場、日本だ。それも旅館。日本のスタンダードな旅といえば、やっぱりこれでしょう。和風旅館なら畳なので、なければゴザでもいい。あとは簡単。ちゃぶ台などテーブルに各地を代表する食材を使った料理を並べ食す。そして風呂には当然、温泉の素。浴衣に雑魚寝。最高の旅館気分に浸れる。
妄想旅を楽しむ秘けつは思い込みのみ。といっても、これらはあくまで妄想。コロナ禍が吹っ飛んでみんなが大手を振って旅に出られるその日が来る日まで、妄想旅で旅への渇望をパンパンに膨らませておこう。そうすれば来るべき時が来たならば、その時に喜び、感動は“得も言われぬ”レベルになっているはずだから。
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