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「人に会いに行く」ガイドブック ひろしま元気本

コロナ禍で交流がままならない今だからこそ「人に会いに行く」。そんなコンセプトで、広島県観光連盟(HIT)が観光ガイドブックを作成した。タイトルは「ひろしま元気本」。23人のユニークな県民にフォーカスし、広島から元気を届けようという類例のない観光ガイド本。

本書に登場する23人は、HITがSNSで公募し157人の中から選ばれた個性あふれる精鋭ぞろい。広島市の繁華街の同じ場所で13年間路上パフォーマンスを繰り広げている元公務員、予科練でつらい体験を経て戦後は教師として住職としてまちと人を見守ってきた94歳の翁、大怪我をして救急車で運ばれている途中に自ら搬送されたい病院に交渉する「自由」な起業家…確かに直接会って話をしてみたくなる魅力的な人ばかりだ。

本を企画したHITのプロデューサー山邊昌太郎さんは巻頭にこう書いている。「観光スポットとして頭に思い浮かべたのは、原爆ドームと宮島(略)…ところが次が出てこない」。76年前の原爆投下という悲惨な出来事から力強く這い上がってきた広島人のルーツは、とてつもないエネルギーの塊で「会うと元気になる人」がごまんといる。そこで「広島最強の観光コンテンツ、『元気人』」をとりあげたのだ、と。

ミチコーポレーションから定価1650円で、大手書店などで販売している。

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