観光業界専門紙「トラベルニュースat」が旅の最新情報をご紹介
ホーム   >   旅行情報   >   旅本のススメ   >   教養本

超前向きな生き方を伝授 最高の幸せは、不幸の顔をしてやってくる!

昨年4月に予定していた本紙の創刊50周年記念シンポジウムで基調対談をお願いしていた古田真一さんが初めての著書を上梓した。

書名は「最高の幸せは、不幸の顔をしてやってくる!」(かんき出版)。著者名(ペンネーム)は、古田さんの子どものころからのニックネーム「しんちゃん」だ。

古田さんは、日本国内だけで150万人いるという保険業界の営業マンのなかで、「TOT(トップ・オブ・ザ・テーブル)」というタイトルを獲得した日本一のトップセールスマン。特に2018年には、保険セールス史上最高額の契約金額をお客さんから預かるという実績を持つ。保険代理店「FIA」の代表取締役を務める傍ら、大阪府八尾市の実家を会員制のふぐ料理店に改装。隠れ家的人気店「佐一郎屋敷」オーナーでもある。

こう書けば、なにやら凄腕で強面のような感じがしないでもないけれど、いつもニコニコしている親しみやすい好青年で、出会った人に幸せを届けてくれそうなたたずまい。少年のままのキラキラした瞳は、まさに「しんちゃん」のまま。

書名の通り、しんちゃんはたびたび不幸に遭遇する。でも、しんちゃんは不幸とは思わない。

高校球児として迎えた最後の夏。しんちゃんは大会直前に怪我をしてしまい出場することが叶わなかった。憧れの甲子園は病室のベッドで観戦した。テレビでは怪物とうたわれた松坂大輔投手が投げていた。ベッドの上で、しんちゃんは速球を投げる極意を見つける。リハビリを経てボールを投げてみると、その球は入院前の球速を30キロ近く上回り、140キロを超えていた。

そして本気でプロ野球選手を目指した。ドラフトの指名は叶わなかったが単身渡米。大リーグを目指し独立リーグで奮闘する…という漫画のような半生を本書では、リアルなマンガを交えてわかりやすく綴っている。

その後、ふぐの肝をお客さんに提供した容疑で逮捕。拘置所生活を余儀なくされている時に「ものの見方検定」という本に出合う。この本もまたしんちゃんの幸せ回路創造のきっかけになった。

B6判238ページで、9つのエピソードで構成。読後「今すぐ幸せになれる超カンタンな方法」が見えてくる。1400円(税別)。

この記事をシェアする
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

和歌山龍神に輝く夕夜景

大阪の中心部から車で約2時間、南紀白浜空港から1時間ほどの距離に位置する和歌山県田辺市龍神...

サステナブルアイランド四国への誘い・愛媛編

四国が進める観光のテーマは「持続可能」だ。社会全体のテーマとしてもはや中心に座りつつあるサ...

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ