標高2700メートルの静岡市 荒川のお花畑
関東甲信越、東海地方もようやく梅雨が明け、いきなりの猛暑到来だ。梅雨明け直後の7月30日、静岡市から、涼しげな黄色い高山植物の写真入りリリースが届いた。南アルプスの荒川岳標高2700メートル付近に広がる、「天空のお花畑」があるという。

登山道が通る荒川のお花畑
国内に23座ある3000メートル峰のうち、南アルプスには13座、このうち10座は静岡市と市境にある。駿河湾に面した海のイメージが強い静岡市だが、山の静岡市でもある。
静岡市域にある荒川岳も3000メートル峰の1つ(複数のピークがある)で、標高2700メートル付近にあるのが、「荒川のお花畑」。真ん中を登山道が通る全国でも珍しいお花畑だそうで、これからのシーズン、「シナノキンバイ」や「ハクサンイチゲ」などの高山植物が見ごろを迎える。
ただし、車が入れるところから、徒歩で片道11時間はかかり、たどり着くのはかなりハードだ。ハイカーというより登山者の領域かもしれない。
東京からは、毎日新聞旅行が「毎日あるぺん号南アルプス/畑薙方面」を10月12日まで運行している。8月はほぼ毎日の運行で東京・竹橋の毎日新聞社西口玄関を23時に出発し、畑薙夏期臨時駐車場5時50分頃着。8月の大人片道料金は11000円から。
一般車両が入れるのはここまでで、宿泊者専用の送迎バスで椹島ロッジまで約1時間。ここからは徒歩。標高2500メートルの千枚小屋まで7時間歩き、荒川お花畑までは、さらに約4時間かかる。千枚小屋は1泊2食で9000円。定員は約100人。
静岡駅からは、しずてつジャストライン「南アルプス登山線」が、8月26日まで毎日運行している。往路は10時発で、畑薙夏期臨時駐車場まで3時間15分。大人片道3100円。
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