須磨海水浴場、国際認証「ブルーフラッグ」取得し海開き/兵庫
神戸市須磨区の須磨海水浴場が今年4月、国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得した。水質や安全とサービスなど33項目を満たしたもので、日本国内の海水浴場では4カ所目。7月11日には海開きもした。
![ブルーフラッグ](https://tourism.travelnews.co.jp/img/blueflag-600x450.jpg)
今年4月に国際認証「ブルーフラッグ」を取得した須磨海水浴場
須磨海水浴場は、阪神間では唯一残る東西約1800メートルの自然海岸。神戸の中心地三宮から電車で15分ほどの場所に位置し、古くから多くの海水浴客が訪れて関西を代表する海水浴場として人気を集めている。
一時、マナーの悪い若者も目立つようになったことから、神戸市は誰もが安心して快適に過ごせる須磨海岸を目指した条例を制定。家族連れが安心して楽しめるように砂浜の遠浅化工事など海岸の再整備も行ったほか、海の家のシャワーやトイレの排水も下水処理できるようにした。また、海岸沿いにフットライト付きの広い遊歩道を設置するなど、様々な取り組みを進めてきた。
これらの取り組みを踏まえブルーフラッグの認証を申請し、今年4月に「環境に関する教育と情報公開」「水質」「環境マネジメント」「安全とサービス」の4つのカテゴリーの33項目すべての基準を満たしブルーフラッグを取得した。ブルーフラッグは、1987年フランスで生まれた概念で、国際環境教育基金(FEE)が実施する環境認証。ビーチ・マリーナ・観光船舶を対象として、世界45の国・4559カ所で取得されている。日本では神奈川県鎌倉市の由比ヶ浜海水浴場、福井県高浜町若狭和田海水浴場、千葉県山武市の本須賀海水浴場が取得している。
![ファミリーエリア](https://tourism.travelnews.co.jp/img/familyarea-600x450.jpg)
今シーズンはファミリーエリアを拡大
2019年の須磨海水浴場は、酒の持ち込みや飲酒を禁止する「ファミリーエリア」を拡大し、ユニバーサル対応トイレも設置。8月25日までの46日間で約70万人の来場を見込む。
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