雛のつるし飾り発祥・東伊豆稲取で「雛フェス」 空き店舗で多彩な企画も/静岡
20/02/21
静岡県東伊豆町で2月29日と3月1日、「雛フェス2020」が開かれる。同町稲取地区は温泉だけでなく「雛のつるし飾り」発祥としても知られる地。伝統の雛飾りと地域色豊かな多彩な企画で、初春の楽しみを創出する。
稲取の春と言えば、桃の節句に雛壇を飾る「つるし飾り」。江戸後期が続く伝統の習わしを今も伝承、初春の風物詩としてまちを艶やかに染め上げる。

雛のつるし飾り
同フェスは同町商工会青年部がまちの活性化につなげようと企画。つるし飾りで彩られるこの季節に、つるし飾りにあわせて様々な催しを展開、新たなまちの観光の魅力創出につなげる。来場者目標は人口1万2千人超え。
舞台は、つるし飾りの会場「文化公園 雛の館」と「雛の館 むかい庵」間にある「稲取メインストリート」。約500メートルを歩行者天国にして、空き店舗を活用した着物の着付けや「体感型動物園iZoo」の出店、露店、静岡大学と稲取高校の学生による子ども向けアート体験、路上パフォーマンス、寺院での伝統体験、町役場の女性職員グループによるフォトラリーなど盛りだくさんの企画を用意する。稲取や熱川温泉の宿泊券などが当たる大抽選会も。
目玉は「折り紙雛のつるし飾り」。小学生ら地元住民が世界一の規模のつるし飾りに挑戦する。100個を目標につくり、会場内の空き店舗に展示する。
時間は両日10−15時。
東海・北信越 の新着記事
- 可憐な花々が春を告げる 国営越後丘陵公園で4月6日まで「雪割草まつり」/新潟(25/03/19)
- 越前がにシーズン終盤を盛り上げ 越前町観光連盟、3月23日まで「カニカニカーニバルキャンペーン」/福井(25/02/27)
- 地域の食や文化をアピール、賑わい創出 岐阜公園に4月26日、「岐阜城楽市」がオープン/岐阜(25/02/21)
- 地域の魅力を再発見 津南町、3月17日までフォトコンテストの作品を募集/新潟(25/02/20)
- 物語のモデルめぐり世界観体感 静岡県、2月末まで「ゆるキャン△」とコラボスタンプラリー(25/02/05)