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「日本仏教の母山」で特別拝観など企画目白押し JR西日本、秋の「ちょこっと関西歴史たび」は「最澄と比叡山」/滋賀

21/09/02

JR西日本が四季ごとに展開する「ちょこっと関西歴史たび」キャンペーンの今年秋季は、「最澄と比叡山」をテーマに9月12日―12月12日に実施される。日本天台宗開祖・伝教大師最澄の1200年の大遠忌を迎えた今年、天台宗総本山・比叡山延暦寺(滋賀県大津市)を舞台に特別拝観や特別御朱印、ガイドツアーなど様々な企画で、「日本仏教の母山」と称される信仰の聖地の歴史に迫る。

期間中の特別企画の目玉はやはり特別拝観。最澄が全国6カ所に建立した宝塔の中心「法華総持院東塔」に加え、正式な僧侶となる儀式が行われるお堂「戒壇院」を初公開する。この特別拝観にあわせ金銀2種類の特別御朱印も用意する。

延暦寺

法華総持院東塔

国宝殿では特別展「戦国と比叡展―信長の焼き討ちから比叡復興へ」を10月1日―12月5日に開催。焼き討ちから復興した延暦寺に残された寺宝など通常は見学できない文化財を展示する。

連動企画も多彩な行事を実施。キャンペーン初日の9月12日には「仏教文化シンポジウム」を開く。延暦寺焼き討ちから450年の節目を迎え、織田家、明智家の末えいを招き、それぞれの視点で歴史の一場面を考察する。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため一般には当日ホームページで無料配信する。

比叡山千日回峰行を満行した大阿闍梨による特別祈祷は10月2、3、9、10日に。無料ガイドツアー「ボランティアガイドとめぐる最澄ゆかりの坂本」は10―11月の土日曜、「日本画ワークショップ 国宝根本中堂 神獣たちの復活!」は10月23日に予定しているほか、延暦寺とあわせて日本天台三総本山である三井寺と西教寺でも特別企画が実施される。

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