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古川祭の空気感じて 飛騨古川まつり会館、6月1日にリニューアルオープン/岐阜

岐阜県飛騨市の飛騨古川まつり会館が6月1日、リニューアルオープンする。新型コロナウイルス感染拡大のためオープンを延期していたが、緊急事態宣言解除を受けて、この日に決定。市が誇る豪壮な祭事「古川祭」は今年は一般公開は中止となったが、リニューアルでいつでも祭りの空気感が体感できるようになる。

同館は同市運営。リニューアルでは、「息遣いが聴こえるまつり会館」をコンセプトに据え、同祭と地域の魅力をこれまで以上に肌で感じられるように展示を一新した。

館内には、飛騨古川の町並みのシンボル白壁土蔵街を再現。4K映像によるシアターや、同祭で実際に使われる屋台、からくり人形などの奉納芸を展示する。屋台の背後に掲げる絵や書を指す「見送り」の紹介では、元号「令和」を揮毫した地元古川町出身の書家・茂住菁邨さんによる揮毫も初披露する。

飛騨古川まつり会館

実際の屋台やシアターで古川祭を体感

加えて、同祭の文化である、親せきや知人を自宅でもてなす「呼び引き」を紹介するゾーンも設置するなど、同祭を通して地域の暮らし、文化も伝える。

古川祭は、毎年4月19、20日に開かれる気多若宮神社の例祭。御神輿行列、起し太鼓、屋台行列による時代絵巻が市街地で繰り広げられる。ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」のひとつ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

同館HPはhttps://okosidaiko.com/

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