光のアートで問う「存在とは何か」 チームラボ、4月29日から書寫山圓教寺で展覧会「認知上の存在」/兵庫
23/04/24
アート集団「チームラボ」は4月29日から、書寫山圓教寺(兵庫県姫路市)で展覧会「チームラボ 圓教寺 認知上の存在」を開く。2階建ての仏堂としては国内の指定文化財の中で最大規模である食堂(じきどう)の1階がアート空間に。アートを通して「存在とは何か」という大きな問いを表現する。
コンセプトは、物理空間には存在せず、人々の認知上にのみ存在する現象。物質的には存在しないはずの光の造形や輝きを知覚させる作品として、細い光の線が放射状に無数に広がることで形作られる球体「我々の中にある巨大火花」と、光が凝固してできたかのような光だけでできた塊「質量のない巨大太陽」を展示する。歴史ある食堂の全長約38メートルの奥深い空間で生命と存在への問いを投げかける。
会期は12月3日まで。詳しくはhttp://engyoji.teamlab.artへ。
同展は、姫路市立美術館の「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト」の一環。姫路城と圓教寺をつなぎ、新たな姫路の魅力を発信しようというもので、チームラボは今年度の招聘アーティスト。姫路市立美術館でも展覧会「チームラボ 無限の連続の中の存在」を7月22日―2024年1月23日に開く。
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