シャトルバスで小谷城跡へ“出陣” 北びわこふるさと観光公社、4月28日から運行/滋賀
一般社団法人北びわこふるさと観光公社(岸本一郎理事長)は4月28日から、滋賀県長浜市の戦国史跡「小谷城跡」へ向かうシャトルバスを運行する。近江一帯を治めた戦国大名・浅井氏の居城だった難攻不落の山城の全ぼうを求めて、湖北歴史観光を気軽に楽しみたい。
小谷城は戦国時代、浅井氏三代が居城とした近江・湖北の拠点。北陸道と中山道の要所をおさえ、琵琶湖へも近い小谷山にある。山の地形を利用し、攻めにくく守りやすい城を実現。現在は日本五大山城に数えられ、国指定史跡となっている。
シャトルバスは麓にある「戦国ガイドステーション」と小谷山中腹にある番所跡までを結ぶ。番所跡から本丸跡までは地元の語り部ガイドの案内のもと、徒歩で登っていく。織田信長の本陣があった虎御前山を望む展望台、眼下の眺めがすばらしい桜馬場跡、千畳敷とも呼ばれる城内最大の曲輪跡である、大広間跡などを経て本丸跡へ。必要以上に整備されておらず、往時の面影を残す城跡では大自然も見どころ。各所から望む琵琶湖と湖北地域の風景も魅力のひとつだ。

小谷城跡からは湖北地域を一望
運行は11月末までの期間限定。運行日は4月28日―5月6日▽7月14、15、16、21、22、28、29日▽8月4、5、11、12、18、19、25、26日▽9月15、16、17、22、23、24、30日▽10月6、7、8日▽11月3、4、10、11、17、18、23、24、25、26、27、28、29、30日。観光シーズンの土日祝日を中心に運行する。運行期間中は小谷山林道が通行規制となる。
10時から14時15分の間に1日7便。乗車時間は約5分。ガイドの案内による散策は所要時間約60分。JR長浜駅から戦国ガイドステーションまでは無料シャトルバスで結ぶ。
料金は1人500円。
シャトルバスの運行は2011年からスタート。17年度は33日間の運行で約2500人が利用した。
問い合わせは同公社 電話0749―78―0300。
- 京福、「旧邸御室」特別公開と嵐電1日フリーきっぷセット券を発売/京都(22/05/06)
- 嵐山の通常非公開「臨川寺」を特別参拝 京福電鉄、5月7日に実施/京都(22/04/15)
- お得に淡路島観光を 淡路市商工会らがアクセスや食事券セット「バス旅あわじプレミアム」販売/兵庫(22/04/12)
- 彦根エリアのサイクルツーリズムの魅力発信 JR西日本、ツアーやICOCAポイントCPでアピール/滋賀(22/04/08)
- フルーツ充実!多彩な体験で産地の魅力を体感 紀の川市で4月10日まで「ぷるぷる博覧会」/和歌山(22/03/29)