文化財特別公開や定期観光バスで京都を奥深く 21年1―3月に「京の冬の旅キャンペーン」
※京都府への緊急事態宣言発令を受け、文化財の特別公開と定期観光バスは延期、「千年の心得」は一部中止となりました。(21/01/18)
京都市と京都市観光協会、JRグループは2021年1月1日―3月21日、デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」を展開する。55回目の今回は「京都に見る日本の文化」をメインテーマに据え、通常非公開の文化財の特別公開や定期観光バスで巡る特別コースなどの企画を用意し、冬の京都の魅力を体感してもらう。
今年は新型コロナウイルス禍中ということで感染予防を徹底して実施。京都観光の関係団体らで設定している「京都観光版ガイドライン」の遵守、文化財の特別公開にインターネット事前予約制の導入による受入人数の制限、「マイくつ袋」持参の推奨など対策を講じる。
文化財の特別公開は今回、「京の名宝 美の遺産」をテーマに国宝や重要文化財など初公開3カ所を含む12カ所で1月9日―3月18日に実施する。公開箇所は、方広寺▽智積院▽東福寺三門▽東福寺龍吟庵▽大徳寺聚光院▽大徳寺瑞峯院▽妙蓮寺▽龍安寺蔵六庵・「芭蕉図」▽仁和寺金堂・五重塔▽妙心寺大雄院▽東寺五重塔▽東寺小子房。
また、非公開文化財特別公開箇所の中から3カ所を拝観してスタンプを集めると指定箇所でお茶とお菓子などを楽しめる特典が受けられるスタンプラリーも。
定期観光バスは今期のみの特別コースを用意。国宝・重要文化財を訪ねるコースや桃山時代から現代までの絵師の障壁画の美を訪ねるコース、お香などの香りを楽しむコース、京の食についてのコースなど多彩なプランを設定している。
そのほか、京都の伝統の技術に触れるプラン「千年の心得」や体験キャンペーン「京のたしなみ」など様々な企画で京都の奥深さに触れてもらう。
詳細はhttps://ja.kyoto.travel/specialopening/winter/2020-2021/へ。
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