狩野派の掛け軸を一挙初公開 霊鑑寺で11月20日―12月1日に秋の特別拝観/京都
24/11/05
霊鑑寺(京都市左京区)では11月20日―12月1日、秋の特別拝観が開かれる。紅葉の庭園の散策のほか、今年は雪舟や円山応挙、狩野探幽を含む狩野派の掛け軸を一挙初公開。「谷の御所」として知られる尼門跡寺院で深まる秋を感じたい。
霊鑑寺は1654年創建。後水尾天皇の皇女・多利宮を開基とする歴代皇女が住職を務めた尼門跡寺院。別名「谷の御所」と呼ばれた格式ある寺院だ。
庭園内の蔵で狩野派の掛け軸を公開。天皇から寄贈された掛け軸など同寺所有の絵画約20点を鑑賞できる。後西天皇の院御所から移築した書院内では「四季花鳥図」など狩野派の作と伝わる障壁画や襖絵なども見どころ。徳川家斉が寄進した本堂も公開する。
拝観時間は10時―16時30分。
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