松平不昧ゆかりの逸品と琳派 島根県立美術館、4月19日から企画展「畠山記念館名品展」/島根
24/03/19
島根県立美術館(島根県松江市)では4月19日から、企画展「畠山記念館名品展―松平不昧ゆかりの逸品と琳派」が開かれる。東京にある畠山記念館は設立者で荏原製作所創業者、畠山一清(即翁)の美術品コレクションを収蔵。今回は改築で休館中の同記念館の想いを分かち合うために中四国で初開催となり、同記念館所蔵品の中から茶の湯と琳派の名品、松江藩七代藩主松平治郷ゆかりの品を展示、紹介する。6月10日まで。
「1章 蒐集の始まり」は即翁の初期の蒐集品と金沢ゆかりの作品を展示。「2章 名品との出会い」では即翁が強く影響を受けた益田鈍翁と関係を深めた「柿の蔕茶碗銘毘沙門堂」披露の茶会での道具組の一部を再現。「3章 不昧ゆかりの茶道具『雲州蔵帳』」では大名茶人・松平不昧ゆかりの茶道具を展示し、「4章 琳派蒐集と好みの道具」「5章 與衆愛玩の想い 海外への視点」と続いていく。

重要文化財「唐物肩衝茶入 銘 油屋」
中国・南宋~元時代 畠山記念館蔵
4月19日にはオープニングセレモニーとギャラリートークを開催。期間中は記念講演会や謎解きギャラリートークをはじめ多彩な企画が用意されている。
詳しくはhttps://www.shimane-art-museum.jp/へ。
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