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西日本ジェイアールバス、「おわら風の盆」へツアー

グランドリーム号で快適に富山へ

富山市八尾町で毎年9月1―3日に行われる「おわら風の盆」。おわら節にのせて無言の踊り子たちが一晩中踊り続ける全国区のお祭りです。期間中は多くの観光客が訪れ、大阪からも団体臨時列車が走るほどです。

でも、今回ご紹介するのは鉄道ではなく、西日本ジェイアールバスのバスツアー。夜行高速バスで大人気の「グランドリーム号」を使い、最大135度リクライニングするゆりかごシート、フットレスト、コンセントも完備していて、JRのグリーン車並みの豪華なバスです。

ツアーは、祭り最終日の3日朝7時30分にJR難波駅前を出発、新大阪駅や京都駅、そして金沢駅でも参加者を乗せて満席。富山市の「ますのすしミュージアム」に立ち寄り、越中八尾の町に到着です。あえの風で中女将を務める長谷川明子さんのお出迎えで、和倉温泉・加賀屋グループが運営する町屋「八尾茶屋」で観覧と夕食です。

いよいよ祭りが始まりました。八尾茶屋前の諏訪町通りが踊りのメーンストリート。目の前をたくさんの踊り子がゆっくりと列を作って現れる姿は圧巻です。八尾茶屋2階から全体が俯瞰でき、その光景は雑誌やポスターでよく見かける感動モノ。八尾茶屋の方はこう話してくれました。

おわら風の盆

越中八尾の町に静寂と伝統の趣を伝える
「おわら風の盆」

「諏訪町通りは日本の道100選に選ばれています。石畳の道の両側の側溝を流れる水の音、さらに道幅が狭いので連呼吸や三味線の音がとてもきれいに響きます」。まさに! さらに、踊りを見ながら、ます寿司やほたるいか、鮎の白子の珍味「鮎のうるか」といった富山名産の料理を地酒とともにいただくぜい沢。ほろ酔い気分のまま、ゆりかごシートで大阪に戻ってきました。

今回はモニターツアーとして実施したそうですが、西日本ジェイアールバスでは今後の商品造成につなげていくそうです。期待しています!

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