国内水族館初のミズダコ特化施設 越前松島水族館、24年3月に「みずだこ館」をオープン/福井
23/12/14
越前松島水族館(福井県坂井市)は2024年3月7日、新しい展示施設「みずだこ館」をオープンする。同16日の北陸新幹線敦賀延伸開業と同館開館65周年を記念。ミズダコに特化した国内水族館初の施設として新たな観光需要に応える。
ミズダコは大きいもので体長が3メートル超にもなる世界最大種のタコ。日本では北陸以北の海に生息している。ふ化後の育成飼育が難しいとされている。同館ではこれまでも希少生物の保護活動を行っており、ミズダコのふ化・飼育にも30年以上取り組み、今回ミズダコに特化した展示施設の開設を通してミズダコの生態をより深く伝えていく。その先に見据えるのは世界初とされる稚ダコの育成飼育成功だ。
親ダコ約8匹、稚ダコ数十匹を水槽で展示。建物の壁を壊して巨大なタコが侵入してきたかのようなインパクトのある内装空間で演出するほか、ミズダコに触れる体験も用意する。親ダコだけでなくミズダコの赤ちゃんも展示し、稚ダコの世話をするバックヤードの様子も眺められる。

巨大なタコが侵入してきたかのようなデザイン
(イメージ)
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