ベルーガの超音波を目で聞く 鴨川シーワールド、展示に新たな魅力/千葉
鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)は3月16日、ベルーガ(シロイルカ)展示施設「マリンシアター」と、展示棟「エコアクアローム」をリニューアルオープンした。
マリンシアターでは、ベルーガが出す超音波をリアルタイムでビジュアル化するディスプレイを導入し、観客が超音波の動きを見ることができるようになった。
イルカ類は人には聞こえない超音波を出し、その反響で障害物をよけたり、物体の素材を判断して餌を認識している。ベルーガのショーでは、輪くぐりなどで超音波を使っている様子を見ることができる。
鴨川シーワールドでは、約800種・1万1千点の海の生物を展示。シャチやイルカ、ベルーガなど海獣のパフォーマンスが人気。東日本大震災で大きく来場者を減らしたものの、この5年、反転攻勢で施設のリニューアルを続け、デジタル映像を駆使し、クラゲの生態を楽しく見ることができる「クラゲライフ」や、3D技術を使いサンゴの海の豊かさを紹介するコーラルメッセージなど、水族館の新たな展示法に挑戦している。
16年前に全国の水族館で初めて実施した水槽前で一夜を過ごすナイトステイプランも体験者は4万人に及び、レディースナイトプラン、ファミリーナイトプランも定着。また、日本で唯一、シャチを見ながら食事ができるレストランを改装し、グループホテルのグランビスタホテルから招いたシェフによる新メニューや、セミフルコースの提供といった、食の分野でも改善を加えてきた。
17年はようやく震災前の入場者数まで回復し、18年は60万人の来場を目指している。
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