小正月の奇祭「婿投げ墨塗り」 松之山温泉で1月15日に開催/新潟
22/01/06
新潟県松之山温泉で1月15日、小正月行事「婿投げ・墨塗り」が行われる。300年以上の歴史を誇り、「奇祭」としても名高い伝統行事だ。
「婿投げ」は、前の年に集落の女性と結婚した男性を、集落の若者が薬師堂まで担ぎ上げ、高さ約5メートルの境内から雪の斜面に放り投げるという行事。集落の娘をとられた腹いせに行われたのが始まりとされる。婿投げ候補は一般募集で選ばれ、今年は1組の夫婦が参加する。

雪の斜面に放り投げられる「婿投げ」
婿投げが終わると「墨塗り」。藁や正月飾りなどを塔にした「賽の神」に火を付け、できた墨を雪と混ぜ「おめでとう」と言いながら顔に塗りつけ合う。墨を塗られると、1年間、無病息災で過ごせるという。
時間は14時に「湯守処 地炉」を出発。14時30分から婿投げ、15時から墨塗りが行われる。
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