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豪商が未来へ伝える名品を一堂に 田中本家博物館、12月11日まで開館30周年記念で「至宝」展/長野

豪商の館 田中本家博物館(長野県須坂市)は12月11日まで、所蔵する名品を展示する「豪商田中本家の至宝」展を開いている。江戸時代中期の豪商が今に伝える選りすぐりの名品約350点を一堂に公開。開館30周年記念として未来へその歴史をつないでいく。

展示品は衣裳、鎧・陣羽織、刀剣、大正時代の子供の洋服といった意匠類がずらり。婚礼衣装「緋縮緬地松竹梅鶴亀模様打掛」や飯山藩からの鎧兜、須坂藩の「洋風陣羽織」、徳川家に仕えた刀工「南紀重国」の刀や信家の鍔、鞘、といった武士の装束、女性のお出かけ着など田中本家の歴史を感じさせる品々が並ぶ。

緋縮緬地松竹梅鶴亀模様打掛

「緋縮緬地松竹梅鶴亀模様打掛」(江戸時代)

また、尾形光琳・乾山合作の角皿、清時代の螺鈿細工の高卓など、客をもてなした器、河鍋暁斎・小林一茶など田中本家との交流から伝えられた書画など貴重な名品が展示されている。

詳しくはhttp://www.tanakahonke.orgへ。

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